«戻る

電話創業の日

下関・北九州でお仕事を探すなら
「みなとの求人」ネットで♪

こんにちは。
採用担当の川嶋です。^^

今やほとんどの人が持っている携帯電話やスマートフォンですが、電話の営業が始まったのは1890年の今日です。
当時はまだ東京と横浜だけで加入者も数えるほど。交換手を通して繋いでもらっていました。
まだまだ電話が普及していない時代のドラマや映画を見ていると、電話のあるお宅の電話をその周辺の人たちも借りています。
電話があるお宅に近所に住む知り合いを呼び出してもらうのです。
当初は通話料金も今よりずっと高くて、個人で引くには高価すぎました。
それからだんだんと普及して、各家庭に固定電話が引かれます。
遠く離れていても話ができるツールは、もっと便利に、と車に据え付けのものや、肩から下げるタイプのものも登場しました。
そこからどんどん小型化していって、ポケベルやPHSを経て携帯電話へと移り変わっていきます。

固定電話が主流のころは、外に公衆電話がありました。
公共機関や新幹線内、街中のあちこちに電話ボックスがあって、外からでも電話を掛けることが出来ました。
ただし、相手が家にいないと繋がりません。当然ですが。
そう考えると今はどこにいても相手が携帯を持っていれば繋がるし、ちょっと電話は出づらい…というときもメールやSNSで連絡を取れます。
便利だけど逃げ場がない気もしますね…。

そんな電話。一番最初に電話機を発明したのはアレクサンダー・グラハム・ベルという人です。
ベルは子どものころに音声に関する実験に興味を持ち、音響伝達の研究をしていた科学者であり、発明家です。
彼が音響伝達に興味を持ったのは、母が聴覚障害者であったからです。
ベルが12歳の時に聴覚を失い始めた母のために、手話を習得し、家族の会話を同時通訳し、母の額に直接口を当てて明瞭に発音すると、母がそれなりに聞き取れるということも発見しました。
音響学を学び始めたベルは兄とともに、しゃべる人間そっくりの頭部を作ったり、犬を調教して特定の単語をしゃべらせたりといろいろな実験をしていくうち、音響伝達を真剣に研究し始めました。

音の伝達の研究を進めたベルは、金属リードを使って音声を伝送する技術を発明し、最初の電話として特許申請します。
一方で水を媒体とする設計の電話について、イライシャ・グレイという人も特許を申請していて、どちらが先か、という議論が繰り広げられました。
結果的に、ベルの方が先に特許申請を書き、電話の実験を成功させたとされています。

元は遠くへ音声を伝達する道具から始まった電話。
今では手軽に持ち運べるサイズで、音声どころかインターネットを介して動画やゲームも楽しめます。
これからもっとずっと先の未来では、どんな風に変化しているでしょうか。(ㆁᴗㆁ✿)