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こんにちは。
採用担当の川嶋です。^^
11月に入りました。
年末まであと60日です。
あっという間に年が明けそうです…。
11月1日は「点字の日」だそうです。
点字ご存知ですか?
6つの点の凹凸を指で触って読む、視覚障碍者のための文字です。
最初の点字は、ナポレオンの時代。フランスの兵士シャルル・バルビエが暗号用として考案したものが基礎と言われています。
これは夜間の伝令を灯りのない中触覚だけで読むことができるように機密保持のために作られたものです。
つまり、軍事用だったのです。
バルビエはこれを軍事だけではなく、視覚障碍者用として活用できないかと改良し、12点の点字を作りパリの盲学校に持ち込みます。
その盲学校にいた全盲の生徒、ルイ・ブライユがバルビエの点字を改良し、世界中で使われるようになる6点の点字を作りました。
そしてそのルイ・ブライユの点字をさらに日本語で使えるように改良したのが、石川倉治です。
明治23年11月1日。
東京盲唖学校の教員であった石川が考案した五十音順にあたる点字が、日本の点字として採用され、今日、11月1日が「点字の日」となりました。
点字は縦3点、横2点の計6点で「マス」と呼ばれ、この6点の組み合わせでカナ文字を表現します。
駅や公共施設での案内表示だけでなく、缶や家電製品など、気にして見るといろいろなところにあります。
たとえばアルコール飲料の缶のプルトップの横に、ぽつぽつと点が並んでいるのを見たことがありませんか?
あれは点字で「おさけ」と書いてあります。
ラベルライターにも点字が打てるものがあります。
以前は専用のものでしたが、今は点字機能がついているものもあります。
歩道の点字ブロックが一番目にする「点字」かもしれません。
線状のものと点状のものの違い、ご存知ですか?
線状が「進行方向」を示し、点状が「注意」を示すブロックです。
ちなみに正式名称は「視覚障碍者誘導用ブロック」です。
最初にこの点字ブロックを開発したのは一個人だったというから驚きです。
視覚の不自由な方が安全に歩行できるように、と私財を投じて試行錯誤を重ね生まれました。
開発者の三宅精一さんの夢は「点字ブロックを日本の各都市、駅に敷き詰める」というものでした。
今では全国に広まり少しずつ増加している点字ブロック。
障害のあるなしにかかわらず、安全に過ごすためには互いの思いやりが必要なのかもしれません。
知らないふり、ではなくて、少しだけ周囲の人を気に掛ける。
それだけでもずいぶん違うと思います。(ㆁᴗㆁ✿)